しつこく承前。それで、そのままなんとなく朝のテレビをぼんやりと見ていたら、バラエティ的なやつで、高齢者の孤独死と「特殊清掃」の特集が(朝8時ぐらいから)やってて、なんとなく見てたら、スタジオにそのひと自身も高齢である男性の医者?が出ていて、こんなコメントをしていた。(うろおぼえ)
「僕たちが住んでる家の、空いてる部屋あるでしょう。そういう部屋に、看護学生の女子を住まわせて。もちろん無料で住んでもらっていいから、そのかわり面倒を見てもらってね。そしたら、卒業してからも、なんか新しい親戚みたいな感じで、いつも付き合いができていいと思うんですけどね」
横で見ていた連れ合いが大きな声で「ないわ! ないわ!」と叫んでいた。ネタじゃなくて真顔で言ってたんだけど、よくこんなこと考えるよなあと思った。
高齢者と若者、持てる者と持たざる者、男性と女性という、いろんな非対称的な関係性を、善意という真っ黒な布でくるんで、しあげに「大家族制度の幻想」でぎゅっと結んでる感じ。そして、露骨なほど性的。
なんか、朝から東京の小さなビジネスホテルで、いろんなこと考えた(笑)。