sociologbook

そりゃ仲良くできればそれにこしたことはないんですが

  • 2010.03.09 Tuesday 19:15
「友だちや彼氏彼女から、『実は私、部落やねん』とか『実は俺在日やねん』とか『実は俺ゲイやねん』とかカミングアウトされたらどうする?」って聞くと、たいていの学生は「そんなの関係ないよ、ひとりの人間として好きだよ」って言っちゃうみたいで、「それ言うたらあかんよ」って言うとみんなびっくりする。

「ゲイだろうが何だろうが関係ない、人間として」っていう言い方は、せっかく勇気を出してカミングアウトした問題に関して「関係ない」って言っちゃうってことだし、とか、部落に対する自分自身の差別意識を変えないまま目の前のそいつだけ特別扱いするだけのことにしかならん、とか、まあこういう話はわれわれの業界ではわりとよく語られる定番の話になってるんですけども、そういうのがまたカミングアウトを無効化する暴力にしかならんのやわ、というと、学生たちはみんなへー、ってなって、わりと最後のレポートでもこのネタで書いてくるやつが多い。じゃあ自分だったら何て言えばいいんだろう、っていうことを、それなりにみんなちゃんと考えて書いてきてくれる。

で、話は変わるけども、そういうレポートのなかで、ちょっといつも気になる定型的な語りがあって、前にもついったの方でちょっと書いたけど、差別とか人権とかそういう授業してると、最後のレポートでかならず何人かいるのが、「僕の仲良しの友だちに在日の子がいて」とか「バイト先に部落の人がいて毎日仲良くしてるんですが」とかそういうのがいる。関西なので十分ありえる話だが、それにしてもさらにそのうちの何割かは作り話なんだろうけど(笑)、なんかこう、個人として思いやりをもって接したらええ、みたいな感覚がある。まああって当たり前なんですが。

いまさいとうがやってる某地域の市民意識調査の分析で面白い結果が出てて、やっぱり「差別はいけない」っていう決まり文句の自由回答の後に、必ず「みんなで思いやりをもって生きていこうと思います」みたいな、「思いやり」っていう言葉が出てくる。差別の反対は思いやりって思ってるのだ。まあ、普通思ってると思いますけども。

関係ないかもしれんけど、こないだたんぶらをずーっと眺めてたら(ものすごい依存性があるよねあれ)、在日コリアンの生活保護に何兆円も使ってるっていうデマコピペが流れてきて、それがけっこうリブログされてて、お前らアホばっかりやなと思いながら見てたんですが、そのなかに、そのコピペにコメントつけてリブログした人がいて、「この現実に、俺の友だちの良心的な在日コリアンも怒り心頭」みたいなコメント。

たぶんこれ、もっともらしい作り話だと思いますが(笑)、なんでこんなことわざわざ書くかっていうと、良心的な人なら在日ですら怒りを覚えるよね、とかだけじゃなくて、こういうことだろうと思うんですけども、俺は今からこのコピペをリブログするけど、それは在日に対して差別意識を持ってるからじゃなくて、純粋にこういう不正行為に対して怒りを覚えるからで、ほら私が差別意識持ってない証拠に、私の友だちに在日の人もいるんですよ、その人も怒ってるんですよっていう、言い訳っていうかアリバイになってるわけですよ。この場合作り話かどうかはぶっちゃけどうでもいいことで、わざわざこういうコメントを付け足すっていうことはそういうことだよな。

どうしてかっていうと、差別するっていうことがどういうことかっていうことに関しては、社会学者だけじゃなくていろんな人がいろんなことを言ってますけども、じゃあ反対に、差別がないっていう状態はどういう状態かっていうことに関しては、俺もふくめてまともにイメージ持ってる人がひとりもいないんだよ。

だからみんな「差別がない状態」と「仲良くしてる状態」とを混同してるわけだ。だから、当事者と個人的に仲良くしてるよっていうアピールが出てくるわけですよ。

まずひとつ、これが何が問題かっていうと、みんなが仲良くしてる状態として差別のない状態を考えると、異議申し立て運動が和を乱すもの(笑)として否定されてしまう。せっかく仲良くしようとしてるのに波風立てやがって。権利権利言うな。お前ら俺たちと仲良くしたいの? したくないの? どっちなの? 仲良くしてやるから選挙権とか糾弾とか戦争責任とか基地撤去とかいちいち言うなよ。みたいな。

これは難しい問題なので簡単にこんなしょうもないブログで書くようなことじゃないけど、確かにたとえば同性愛者やGIDに対する生理的な嫌悪感っていうのは、これは除去した方がいいし、それは可能だし、いろんな人と仲良くなった方が人生楽しいっていうのは、一般的に真実だよな。

でも同時に他方で、当事者と親密であるっていうことが、その当の問題に関しては自分の意識を変える必要がないと思ってることのアリバイというか正当化になっちゃうんだったら、むしろそれは危険だなあと思うわけですよ。それならいっそのこと、仲良く付き合わないけどもそいつらの生き方を邪魔もしない、っていう態度もアリだと思うわけですよ。

まあ簡単に言いますと、差別のない状態っていうのは仲良くしてる状態っていうことと完全にイコールじゃないよね、っていうだけのことです。もちろん、別に当事者うんぬんじゃなくて、誰とでも仲良い方が一般的に良いに決まってますが、それは別の話です。

まあこういう業界でこういう稼業でメシ食ってるといろんなことがあるもんで、当たり前ですが当事者のなかにもいろんな人がいて、みんな善意の被害者の聖人君子ばっかりじゃないですし、逆にいえば研究者のなかにも立派な人はごくわずかですがいることはいます。





Google ストリートビューの撮影車を見つけたのでカメラを向けたら急発進してどこかへ走り去ったでござるの巻

  • 2010.03.04 Thursday 21:48
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・大阪市都島区で遭遇したでござる
・曇りなのに若いドライバーがサングラスをかけていたでござる
・デジカメを向けたとたん急発進してどこかへ行ったでござる
・正直めっちゃ危ないと思ったでござる
・ナンバーがばっちり写っていたので消したけどこっちの表札はばっちり写してるくせにと思ったら悔しくなったけど面倒は嫌なので消しておくでござる

繰り返しますが急発進したのはほんとに危ないなと思った。この急発進は「プリウスだから」じゃないよね(笑)

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沖縄戦直後に米軍が農地を強制的に接収したことにより農民層が分解して、っていう話をしてたら、さいとうが「脳みそ分解?」って言った。もういいよ。





USJに行ってきました

  • 2010.02.21 Sunday 22:02
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おはぎ「かあちゃんにおみやげもらいましたよ」
奥の方にきなこもいる。





在留特別許可を考える会 ミニシンポ告知

  • 2010.02.18 Thursday 12:28
ふたたび告知です。弁護士の山口元一氏(a.k.a いしけりあそび)と、コリアNGOセンター事務局長の金光敏氏をおまねきして、外国人の子どもの人権をテーマに、以下のミニシンポを開催します。後半では、外国籍の子どもたちにも語ってもらいます。当事者の語りを聞けるめったにない機会です。みなさんぜひお越し下さい。

在留特別許可を考える会
2010年2月20日(土) 14時〜17時ごろ
龍谷大学大阪梅田キャンパス セミナールーム

シンポジスト
山口元一(弁護士)
金光敏(コリアNGOセンター事務局長)
外国籍の子どもたち


連絡先
岸政彦(龍谷大学)  kisiアットマークsoc.ryukoku.ac.jp
主催 龍谷大学共生社会研究センター
予約不要、参加無料です。

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PDFはこちらです。

当日配布資料より
……ビザのない外国人も、入国管理局にみつかり次第、常に強制送還されてしまうわけではありません。ビザのない外国人であっても、例えば日本人と結婚したり、日本で生まれ育って日本の学校に通っていたり、シングルマザーとして日本人の子どもを育てている等の事情がある場合は、特別に在留を認められることがあります。これを「在留特別許可」といいます。2008年は、39,382人の人が強制送還になる一方、8,522人の人が在留特別許可を得ました。
 ところで、ある外国人が、強制送還になるか、在留特別許可を認められるかは、どのような基準で決まるのでしょうか。この点について、日本政府は、国の自由な裁量で決めることができると主張しています。つまり、その外国人が日本人と結婚していても、日本で生まれて中学校に通っていても、許可を与えるか否かは国がまったく自由に決めることができるのであって、外国人の側に滞在を求める権利はないという考え方をとっています。しかしながら、まったく自由に決めることができる、という説明には根本的な疑問があります。
 外国人であれ、日本人であれ、ひとには人権があります。家族とともに生活をする権利、教育を受ける権利、健やかに成長をする権利、これらはみなひとがひととして生まれことによって当然に認められる権利、すなわち人権であり、外国人であるから、ビザがないからといって否定されるべきものではありません。日本の政府は、ビザのない外国人であっても、彼らの人権は尊重しなければなりません。
 それでは、強制送還によって、こうした人権が侵害されることはないでしょうか。例えば、ビザのない外国人が日本人の女性と結婚していたとしたら、彼を送還することは、彼の妻とともに生活する権利は失われないでしょうか? ビザのない外国人が日本で生まれて日本の小学校に通う生徒であった場合、彼女を送還することは、彼女が健やかに成長する権利を侵害しないでしょうか? 確かに、出入国管理は、国にとって重要な利益です。ただ、そうであるとしても、その利益は、こうした人々の人権に、常に優先するものなのでしょうか?
 ビザのない外国人の強制送還は、滞在を認めることによって保障される個人の権利と、送還をすることによって守られる出入国管理の利益を具体的に検討して、そのバランスをどうとらえるか、という筋道で考えられるべき問題です。そのため、人権侵害の程度がおおきな場合は、たとえビザがなくても外国人の送還は違法とされなければなりません。こうした考え方は、国連の自由権規約委員会や子どもの権利委員会、さらにはヨーロッパ諸国の判例など、多くの国で支持されている考え方でもあります。……





女性への憎悪と非モテとは無関係

  • 2010.02.15 Monday 23:54
つまり男は性欲有る方がいいのか無い方がいいのかどっちだよ

これ面白いねえ。コメントとしては、

ぼく草食だから女性を傷つけてないもん!・・だって?

もうこれで言い尽くされてますけども。

でも、「車を買わなくなった若者たち」って言われてもここまで逆ギレしないだろ。別に「ふーんそうですけど何か」でおわりだろ。「セックスしなくなった若者たち」って言われただけでここまで逆ギレするのは、やっぱり「やりたくてもできない」からだろ。「ほんとはヤリたくでもできなくてレイプもののAV見て我慢してるのに、おれたちのせいにするなよ!」みたいな。

現実で女に拒絶されているから妄想の中でさえ和姦など想像できない

やっぱりこのへんが本音なんだろうなあ。「陵辱嗜好を持つだけで欠陥品扱いだが 」って、当たり前だ(笑)

こういう問題に関してはyucoさんがいつも正しいことを言う。

Twitter / yuco: まぁ男性は「モテない苦しみを女性への攻撃性に転嫁する ...
Twitter / yuco: これネットに何度も書いてるけど、私は20歳くらいの頃 ...
Twitter / yuco: 女性は、何やかやいって世の中で権力を持っているのは男 ...

これで話は終わったようなもんだが、もうちょっと言うと、そもそもそういう「陵辱嗜好」っていうものが、これはまあどっかでどうせ誰かも同じこと言うてるだろうけども、本当に「非モテ」と関係があるかどうかについては、かなり疑った方がいいと思うんだけど。

あのね、上の増田でも、「陵辱嗜好を持たされている」っていう書き方になってるんだけど、要するに「求めても求めても女が手に入らないという悲劇」に原因を求めてるんだろ。みんなそれに議論が引きずられすぎてるような気がするんだよ。まあブクマとかトラバをほとんど読んでないので、もうすでに決着がついてる議論なのかもしれんが(この種の議論でなにか決着がつくことはほとんどないが)。

あのさ、モテ系の男でも、女とっかえひっかえして、ひどいことするやつ、いっぱいいるよな。DVみたいなわかりやすい問題じゃなくても、基本的に「女とひどい付き合い方しかしない男」って、たくさんいるやんか。ギャル系の子の話聞いてると、もうそんなんばっかりだぞ。

あれ何だろうなあ、と思うわけですよ。殴ったり束縛したり浮気したり捨てたり。モテるのに(笑)。

そういう奴みてると、やっぱりモテてる奴でも、女性に対する恐怖や憎悪を、どっかで持ってるんちゃうかなあって思うわけですよ。しかもこの恐怖や憎悪は、女性への性欲と一体になってるんですよ。

上のほうの話に戻るけど、「陵辱嗜好」(笑)って、なんかある種のひがみっていうか、モテないこと、童貞であること、女性から愛されないことに対する一種の暴力、弱者の復讐として書かれてますけども、ぜんぜんそんなこと関係ないんちゃうん。

モテる奴でもひどい奴多いですよ。モテない奴でもいい人多いですよ。

そんなもん、「陵辱嗜好」(笑)なんてものは、復讐でもないし、女性たちに原因があるわけでもないですよ。男の一部に、モテようがモテまいが、そういう病を抱えている奴がいるっていうだけの話ですよ。病自体には同情しますが、モテたらモテたで同じことしてますよきっと。

とかいうとなんかものすごい本質主義者になって社会学者としては失格かもしれませんが。でも、そろそろ「社会的に構築されている」ということの意味を、安易な自己責任論に陥らずに、もう少し組み替えて考える必要があると思ってるわけですよ。





芋猫

  • 2010.02.14 Sunday 11:26
長い長い会議が終わったあと、長い長い時間JRの快速に乗って(長時間乗ってると貨物に揺られるコンテナになった気分になる)、大阪駅に帰ってきて、さいきん急に増えだした西梅田の高層ビル群を見ると、和む。最寄りの駅は桜ノ宮という美しい名前の駅で、ラブホテル街で有名だが、俺の家は反対側である。それにしても大阪環状線のなかでいちばん寂れた駅だな桜ノ宮って。改札から出るとようやく帰ってきたかと心からホッとする。

最近、遅い時間に帰ると、駅前に焼き芋屋の軽トラがいつも停まっている。ポーという水蒸気の笛の音が冬っぽくて、なんかこれもホッとする。暗い駅前に軽トラの裸電球がまぶしい。

こないだその軽トラをふとのぞきこんだら、石焼きのボイラーと燃料の奥の、大量の芋が入った段ボールの上に、太った真っ白な猫が、真っ赤なかわいらしい紐でつながれて「ぶにゃっ」と座っていた。堂々たる芋猫である。

ついつい指が出てちょいちょいしたら人懐っこい子で、「鼻ちょん」をしてきたので、ぐりぐりと頭をなでたり、ごりごりと耳をかいたり、ごしごしとしっぽの付け根をこすったりしてたら、立ち上がって俺の手に体側をこすりつけて一回りしてまた座って「ぶにゃっ」と鳴いた。

ふと見ると、焼き芋屋の爺が、運転席に座ったまま後をむいて、窓越しにこちらをじっと見ている。軽く会釈すると、爺は満面の笑みを浮かべて自慢げに顎をしゃくる。「な? どや? ウチの子かわいいやろ?」という意味だろう。

爺、芋が売れたときよりうれしそうだよ。

残念だが珍しくデジカメを持っていなかったので写真がない。今度見つけたらかならず撮る。

ずっと二人で一緒に芋を売って歩いてるんかな。





オリンピック速報

  • 2010.02.13 Saturday 11:27
いま開会式の入場パレードを見ながらおさいが「これってアイウエオ順?」って言った。たしかに「ア」から始まってるけども。





確かに言った

  • 2010.02.13 Saturday 01:35
研究者なんつってもしょせんはずかずかと他人の領域に土足で踏み込んで要らんおせっかいをやいてとっとと帰るのが商売なんですが、それなりに利用していただけるものは利用していただきたいと思い、地域貢献などと偉そうなことを言うつもりは毛頭ありませんが、まあできる範囲でできることを、ラフな感じでやっていきたいと思っています。てなことを真夜中に思う。昨日風邪ひいて高熱出してましたけど今日いきなり直った。病み上がりの夜空に。

まあそれはそれとして、ぜんぜん関係ないことを書きます。いまふっと思い出した。

数年前になると思うけど、鳥越俊太郎のニュース番組にあれは確か天野祐吉がゲストコメンテーターで出てて、なんかのえらい事故の話してて、

鳥越「ケガ人がいなくて幸いでしたね」
天野「毛蟹?」
鳥越「……ケガ人。」
天野「ああ」

っていう会話が確かにあった。おさいと一緒に見てて、「いま毛蟹って言ったよね?」「言ったよね?」って何度も確認したから本当だ。

毛蟹って言った。

確かに言った。





今日のおはきな

  • 2010.02.10 Wednesday 12:56
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おじちゃんこれで顔でも洗いなよ(言うてへん)

  • 2010.02.09 Tuesday 22:09
さて男はバカだと常々から主張する俺だが女もたいがいバカで、失恋ばっかりしている女子の相談なんかに乗ってると可哀相になるときもあるが、どんな相手が理想なのと聞くと、いっしょに音楽聴いたり、京都の町家カフェでお茶飲んでケーキ食ったり、古本屋めぐりしたり、ただなんとなく一緒にいたり、楽しくおしゃべりしたり、恋愛映画みたり、その映画の解釈をめぐってちょっとケンカしたり、すぐ仲直りしたり、アホか! 爺と婆か! 20代の男子がケーキなんか食うか! 食うやつもいるけど。なんで興味もないような北欧系の家具だの雑貨だの買う予定もないのに見に行かんとあかんねん! あとそんなに話題が豊富な20代男子はおらん! 30代でも40代でもおらんわそんなもん! 話は自分からふれ!

ゼミなんかのゴツい男子が彼女に連れられてカフェでちまちまケーキ食わされてるところを想像するだに泣けてきますが、しかしどうしてこんなに男と女の趣味って分かれてるんだろうなあ。

あと20代男子がセックスしたがるのはものすごく自然なことなので、「男子ってすぐやりたがるからめんどいねん」とか言うたるな(簡単にさせてもあかんけど)(避妊は絶対にしとけ)(繰り返すが簡単にやらせるなよ)。男子にとってはおしゃべりする方が面倒臭いのだ。特に女子となんかいくら好きな女子でも共通の話題なんかほんとに少ないしなあ。けっきょく人のうわさ話とかそんなんになるよね。

しかし本当に恋愛って面倒だよな。デートとか。USJとか海遊館で興味もないのに彼女に連れてこられてヒマそうにしてるイカツい男子がたくさんいますが。一緒にスヌーピーの携帯ストラップとか買ってるけど興味なさすぎて目が死んでるの。けなげやなあ(笑)。

まあそれはそれとして、話はぜんぜん変わりますけども。本当に話はぜんぜん変わります。『Very』ってあるでしょ雑誌の。よく話題になるよね。新主婦志向の象徴として取り上げられて論文に書かれたりしてます。さいとうはファッション雑誌が大好きで、いろんなカテゴリーの雑誌をむちゃくちゃ読むんだけど、たまにこれ買ってくるのを見せてもらうと、面白いねえ。主婦志向っていうより、「ガイジン好き女カタログ」って感じするんだけど。人生の目標は英語圏の白人と結婚してハーフの子どもを産むことみたいな。

基本的には旦那に養ってもらって、自分は習い事とかスクールとか、大学院とか(笑)。東京の私学出て女子アナになって外人と結婚してアメリカに住んで子どもをバイリンガルにして自分はボランティアとか社会起業家になったりっていうのが理想のコース。「世界に通用するママのマナー」っていう記事があって笑った。世界に通用するママって何や。マーチあたりの東京の大学出て、いったん有名企業でOLして、出産を機に退職して、しばらく子育てに専念してから「社会復帰」するんだけど、そのときの復帰の仕方がガチで介護職とか派遣とかじゃなくて、「食育インストラクター」とか「ローフードマイスター」とか「整理収納アドバイザー」とかバースコーディネーター」とかわけわかんない主婦の片手間の仕事なの。「かっこいい」「かっこいい」ってよく言うてます。「かっこいい大人」とか「かっこいいオンナ」(なぜ片仮名)とか。あと「社会貢献」がものすごい出てくる。まあそれ自体はものすごくいいことなんですけども。

そのなかでいちばん笑った記事があるんだけど、なかなかそれについて書きにくいというか、特定の個人について何かを言うつもりはぜんぜんない。それぞれいろんな生き方なんだし、別に俺なんかにいろいろ言われるすじあいもないよね。まあでもあんまり面白かったから書きますけども、何月号とかはボカして、ちょっと内容も変えて書きます。ちょっと前なんだけどある記事があって、ストーリー仕立てになってて、30代の美人のママさんなんだけど、おそらく超金持ちの白人のアメリカ人と結婚して子どもをアメリカンスクールに通わせてて、バイオリンとかいろいろ習い事をさせてるっていう、「あこがれのライフスタイル」っていう例のアレな。子どものヨガ教室への送り迎えは遊び心のあるハズしのテクニックでハンサム大人のスポーティな辛口のジャケットにモード感をさりげなく投入。で、まあたしかに立派な方で、子どもにもいろいろボランティアをさせてて、立派なんだけど、そのボランティアっていうのが、

「エコな洗顔石鹸を手作りしてホームレスに配る」っていう。

「おじちゃん汚いからこれで顔でも洗ってよ!」って子どもも言わないと思うけど、いやあ立派な話なんだけど、なんかしらんけど腹抱えて笑った。ピカピカのでかい外車乗って都内の一戸建てに住んで、アメリカンスクールに通うバイリンガルのハーフの子どもが、純真な笑顔で東京のホームレスに手作りのエコな石鹸を配る。これは笑う。繰り返して言いますけどもこういうボランティアは「良いこと」だし、こういう立派なことをしている人をとやかく言うつもりもありませんし、特に子どもにはこういう教育がぜったいに必要で、おそらく子どもにも親にも良い経験になったと思いますし、そもそもホームレスへの支援物資として石鹸はほんとうに役に立ちます。いやほんとうに立派だと思います。「おじちゃん顔汚いから石鹸もってきたよ!」とか勝手に台詞あてはめてゲラゲラ笑ってるきしさいとうの心がいちばん汚れてるんです。

まあ、この雑誌って、「フィリピン人メイドって英語も教えてくれるから便利」みたいな記事があったりして、まあいろんな矛盾っていうか、金持ちの白人と結婚した勝ち組の女の生活自慢大会という雰囲気はあります。がんばって仕事も家事も育児もおしゃれも自分磨きもしますよ。でも仕事っていっても深夜のファミレスでヤンキーの客にハンバーグ定食運んだりとかじゃなくて。

えーとでも何度も言いますけど、ボランティア自体はどんなボランティアでもすばらしいことやと思います。これは本当にそう思います。

でもなんか素朴に笑った。こういう笑いって何だろうなあ。あとやっぱり外人と結婚するのが人生の勝利みたいな感覚はどうしても理解できない。でもこれも誤解されたくないのではっきり言いますけども、日本の女は日本の男のもの、みたいなくだらないことを言うてるんではもちろんぜんぜん無くて、ただニューカマーの中国人やブラジル人の労働者に対する態度とはぜんぜん違うよねっていうところはやっぱり素朴に思います。

なんかしかし書きにくいなあ、このネタ。子どもに罪ないし。ていうか誰も罪なんかないですが(笑)





今日のおはきな

  • 2010.02.09 Tuesday 11:19
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今日も仲良し。おはぎときなこ





にがにがに補足、ジェンダーと階級

  • 2010.02.09 Tuesday 02:08
ネガコメはスルーで、というのがネットでのルールだが、たまにああ面白いなあと思うことがある。

はてなブックマーク - 採点の祭典 - にがにが日記

ひさしぶりににがにがにブクマがたくさん付いておさい(さいとう)が喜んでおりますが、たくさんブクマつくと必ずネガコメが付いてくる。ここにもちらほら出てきたなあ。まあ、そうはいっても上記のブクマにはおさい自身を攻撃するようなことはひとつも書かれていないが、エントリにでてくるギャルの実態に反応したようで、

「草食系男子としてもそういう女性は望まんだろう。そこでウンザリして撤退してくれるんなら誰も損することなくていいんではないかね 」

なんて書かれてるんだけど、どうでもいいけどこういうことを書く人ってみんなおんなじ文体やな。「脳内効果音」っていうか、頭の中だけで「じゃじゃーん」ってなってる感じだ。実際はしーんってしてるんだろうけど。「そういう女性は望まんだろう(じゃじゃーん)」みたいな。「言うたった!」「俺って毒舌!」「世相を斬る!」みたいな感じになってるんだろうか。ネガコメに釣られているようではネットジャンキー(by 厨先生)にはなれませんよ。

まあそれはそれとして、ただ、上記のやつは、なんか「あ、ネガコメだ」って思う前に「え?」って思った。それでちょっといろいろ考えてわかったんだけど、ようするにこの人、生意気なギャルが人生のこともよく知らないくせに男を見下してバカにしてるっていう図を勝手に思い描いて、まるで自分がバカにされたみたいに感じたんだろうなあ。

おさいが書きたかったのはぜんぜんそんなことじゃない。それははっきり書かなかったおさいも悪いんだけど、ようするに階級の話なんだよな。

おさいはいくつかの大学で教えているけど、そのなかのひとつに、大阪の「インナーリング」に位置する、まあまあのレベルの私立大学があって、そこには関西のお嬢様も通っているんだけど、なかには地元のヤンキーやギャルの子たちも多い。そういうヤンキーの子たちは、都市下層とまでは言わんが、「地元」という名のかなりハードな世界で暮らしている。そこではDVもシングルマザーも当たり前で、ちょっときれいな子は十代で人生のすべてを見てしまうのである。そんななかで、自分自身もそういう文化を身につけながら、たまたま学力があり大学まで進んできた子たちなのである。

そういう世界に住む子たちを、おさいは心から可愛がっていて、学生たちもよくなついているようである。その結果が、あの衝撃的な(笑)レポートにあらわれているのである。俺なんかよりよっぽど学生に人気があって、みんな心を開いて正直に自分の体験談を書いてくるのである。

まあそういうわけで、おさいのエントリは、けっしてバカな小娘が偉そうに男を上から見ているという話なのではなく、十代のうちに男に絶望せざるをえないような日常をたくましく生きる、大阪の下町に住むギャルたちの話なのであった。みんなけなげでほんとうに強い。

ちなみにおさいによれば、この一群のギャルの子たちは「めちゃめちゃ可愛い」そうです(笑)。





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