図書館で疲労困憊した話

先日、マイクロフィルムの資料を閲覧しようと、ある大学の図書館に行きました。

■電話

「すみません、2002年の3月にそこの博士課程を出たものなんですが。図書館を利用したいんですけど」「はい、できます。2階カウンターに来てください。卒業生データがあるのは2003年以降ですが、もちろん2002年以前もできます」「マイクロフィルムのコピーはおいくらですか」「1枚40円です」「たっか!(笑)」「あすみません50円です」「たっか!!(笑)まあいいや、いまから行きます」

■図書館2階カウンター

「すいません卒業生カードを作ってください。2002年3月に博士課程を出ました」「しばらくお待ち下さい。(めっちゃ待たされる)すみません、2003年より前は、学生センターのほうで卒業証明書をもらってきてください。学生センターは、この図書館を出て、道を渡って、正門から入って左の方に進むとあります。そこの1階です」「……わかりました(図書館でもできるって電話で言ってたのに……)」

■学生センター1階(総合受付)

「すいません図書館を使いたいので卒業生カードを作りたいので卒業証明書をください」「はあ?」「いや、図書館からここにくるように言われたんだけど」「……たぶん2階の庶務のほうだと思います」「……わかりました」

■学生センター2階(庶務)

「すいません、図書館を使いたいので卒業生カードを作りたいので卒業証明書を作りに来たらここへ行けって言われたんですけど」「ああ、それなら1階の文学部の窓口にどうぞ」「……いや、1階で聞いたらここに行けって言われたんやけど」「……あ、すいません、文学部のほうに電話しておきますね。そちらのほうへどうぞ」「……わかりました」

■学生センター1階(文学部)

「あの……」「あ、電話で聞いてます。こちらで卒業証明を出します。卒業年と研究科を」「2002年3月、文学研究科の社会学専攻です」「お待ち下さい(めっちゃ待たされる)」

「こちらです」「ありがとうございます」「そこの卒業日は24日にしておいてください」「は?」「だいたい24日にしてるので」「いや、この書類、年と月までしか書くとこないけど?」「……そうですね」「……」

※ふたたび図書館へ。

■図書館2階カウンター

「こちらがカードになります」「ありがとうございます」「卒業生カードですと、地下書庫と上層階は使用できません」「は?」「大阪市民カードなら使えます」「え?? おれ大阪市民だけど?」「そうですね、じゃあそっちのカードのほうがよかったですね」「……(じゃあ卒業証明も要らんかったんや)もうめんどくさいから今日はこれでいいです。とりあえずマイクロフィルム見せてください」「はい、こちらの書類を、5階マルチメディアコーナーまでお持ち下さい」「それで、マイクロフィルムのプリントアウトは1枚50円なんですね?」「はい、そうです」

■図書館5階マルチメディアコーナー

「すみません、マイクロフィルムの閲覧お願いします」「はい、こちらです」

※4時間後

「今日はこれで終わります」「お疲れさまでした」「1枚50円ですよね」「20円です」「え?? さっき電話でも下のカウンターでも何回も50円って言われたけど?????」「いえ20円です」「ほんとのほんとに20円?」「はいそうです」

※とりあえず60枚コピーしたので1200円。

「それではまずこの(1200円と書かれた)用紙を持って、いったん2階カウンターに行って、そこで支払いをして、領収書を受けとってください。そのあとそれを持って5階のこちらへ戻ってきてください。コピー現物はそのときにお渡しします」「……わかりました」

■図書館2階カウンター

「はい、それでは1200円になります。ありがとうございました。こちらが領収書です」「ありがとうございます。あ、料金(1200円)だけじゃなくて、コピーした枚数も明記してもらえますか? 60枚です」「はい、わかりました。しばらくお待ちください」

※めっっっちゃ待たされた。奥をみると3人がかりで何かやってる。

「はい、どうぞこちらです」

※単に手書きで枚数が書いてあるが、「24枚」になってる。

「60枚って言うたやん?」「え、あのー、1枚50円なので」「えーと、ちょっと待ってて」

■図書館5階マルチメディアコーナー

「すみません、これ下で24枚って書かれたんですけど、やっぱり1枚50円って思ってるみたいなんですけど」「ええっっ! ほんとですね。ちょっと電話してみます」

※2階カウンターに電話して20円であることを説明

「すみません、書き直しますので、もういちど2階カウンターに行ってもらえますか」「で、そのあと5階に戻ってこないといけないの?」「そうです」「……いや、すみませんけども、もうあちこち何回も何回も行ったりきたりしてるんで、新しいのを作って持ってきてもらうよう、言うてもらえませんか?」「はい、わかりました」

疲労困憊。でも基本的にみんな親切な、いいひとばかりでした。いやマジで。みんな契約職員だし、膨大にある複雑な規則を、覚えきれるわけないよな。


“図書館で疲労困憊した話” への10件の返信

  1. よくわかります。
    いい人()だけど仕事のできない人が本当に多い。

  2. いい人が悪いんじゃない。
    いい人を使い切れないシステムが悪いんだ!

  3. 仕事ができない人、という個人個人の問題ではないだろ。システムかと

  4. たぶん理想は、いいひとで仕事の出来る人です。
    マシなのは、仕事は出来るけど、自分にとっていい人ではない人。
    現実はいい人でもなく仕事も出来ない人。

  5. 対応してくれるスタッフの人たちは、誠実に真面目なんですよね…こういうのは全体を俯瞰し監督する立場の人が業務の流れをしっかりデザインすべきですね。

  6. 私の知る中の人のケースでは、
    2年契約で、引き継ぎ文章がないので、前任者から言い伝えられなかった仕事に対応できない、というのがありましたね…

  7. 「契約職員」どこのこうのはともかく、
    もともとシンプルなことをわざわざ複雑にしているシステムが残っているのかな?「正規職員」の雇用を守ってきたシステム。

  8. 機転が効かない人を「いいひと」と言って良いのやら。
    システムに乗っかる事に慣れていると、人間力が落ちるね。

  9. 広い世界にちょっかいを出さず、大きな構造/枠組み/システムには興味を持たないので、いろんな人と摩擦を起こすこともなく、自分の周りの狭い世界だけと関係を持つ人を一般に「いい人」という。

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