sociologbook

おじちゃんこれで顔でも洗いなよ(言うてへん)

  • 2010.02.09 Tuesday 22:09
さて男はバカだと常々から主張する俺だが女もたいがいバカで、失恋ばっかりしている女子の相談なんかに乗ってると可哀相になるときもあるが、どんな相手が理想なのと聞くと、いっしょに音楽聴いたり、京都の町家カフェでお茶飲んでケーキ食ったり、古本屋めぐりしたり、ただなんとなく一緒にいたり、楽しくおしゃべりしたり、恋愛映画みたり、その映画の解釈をめぐってちょっとケンカしたり、すぐ仲直りしたり、アホか! 爺と婆か! 20代の男子がケーキなんか食うか! 食うやつもいるけど。なんで興味もないような北欧系の家具だの雑貨だの買う予定もないのに見に行かんとあかんねん! あとそんなに話題が豊富な20代男子はおらん! 30代でも40代でもおらんわそんなもん! 話は自分からふれ!

ゼミなんかのゴツい男子が彼女に連れられてカフェでちまちまケーキ食わされてるところを想像するだに泣けてきますが、しかしどうしてこんなに男と女の趣味って分かれてるんだろうなあ。

あと20代男子がセックスしたがるのはものすごく自然なことなので、「男子ってすぐやりたがるからめんどいねん」とか言うたるな(簡単にさせてもあかんけど)(避妊は絶対にしとけ)(繰り返すが簡単にやらせるなよ)。男子にとってはおしゃべりする方が面倒臭いのだ。特に女子となんかいくら好きな女子でも共通の話題なんかほんとに少ないしなあ。けっきょく人のうわさ話とかそんなんになるよね。

しかし本当に恋愛って面倒だよな。デートとか。USJとか海遊館で興味もないのに彼女に連れてこられてヒマそうにしてるイカツい男子がたくさんいますが。一緒にスヌーピーの携帯ストラップとか買ってるけど興味なさすぎて目が死んでるの。けなげやなあ(笑)。

まあそれはそれとして、話はぜんぜん変わりますけども。本当に話はぜんぜん変わります。『Very』ってあるでしょ雑誌の。よく話題になるよね。新主婦志向の象徴として取り上げられて論文に書かれたりしてます。さいとうはファッション雑誌が大好きで、いろんなカテゴリーの雑誌をむちゃくちゃ読むんだけど、たまにこれ買ってくるのを見せてもらうと、面白いねえ。主婦志向っていうより、「ガイジン好き女カタログ」って感じするんだけど。人生の目標は英語圏の白人と結婚してハーフの子どもを産むことみたいな。

基本的には旦那に養ってもらって、自分は習い事とかスクールとか、大学院とか(笑)。東京の私学出て女子アナになって外人と結婚してアメリカに住んで子どもをバイリンガルにして自分はボランティアとか社会起業家になったりっていうのが理想のコース。「世界に通用するママのマナー」っていう記事があって笑った。世界に通用するママって何や。マーチあたりの東京の大学出て、いったん有名企業でOLして、出産を機に退職して、しばらく子育てに専念してから「社会復帰」するんだけど、そのときの復帰の仕方がガチで介護職とか派遣とかじゃなくて、「食育インストラクター」とか「ローフードマイスター」とか「整理収納アドバイザー」とかバースコーディネーター」とかわけわかんない主婦の片手間の仕事なの。「かっこいい」「かっこいい」ってよく言うてます。「かっこいい大人」とか「かっこいいオンナ」(なぜ片仮名)とか。あと「社会貢献」がものすごい出てくる。まあそれ自体はものすごくいいことなんですけども。

そのなかでいちばん笑った記事があるんだけど、なかなかそれについて書きにくいというか、特定の個人について何かを言うつもりはぜんぜんない。それぞれいろんな生き方なんだし、別に俺なんかにいろいろ言われるすじあいもないよね。まあでもあんまり面白かったから書きますけども、何月号とかはボカして、ちょっと内容も変えて書きます。ちょっと前なんだけどある記事があって、ストーリー仕立てになってて、30代の美人のママさんなんだけど、おそらく超金持ちの白人のアメリカ人と結婚して子どもをアメリカンスクールに通わせてて、バイオリンとかいろいろ習い事をさせてるっていう、「あこがれのライフスタイル」っていう例のアレな。子どものヨガ教室への送り迎えは遊び心のあるハズしのテクニックでハンサム大人のスポーティな辛口のジャケットにモード感をさりげなく投入。で、まあたしかに立派な方で、子どもにもいろいろボランティアをさせてて、立派なんだけど、そのボランティアっていうのが、

「エコな洗顔石鹸を手作りしてホームレスに配る」っていう。

「おじちゃん汚いからこれで顔でも洗ってよ!」って子どもも言わないと思うけど、いやあ立派な話なんだけど、なんかしらんけど腹抱えて笑った。ピカピカのでかい外車乗って都内の一戸建てに住んで、アメリカンスクールに通うバイリンガルのハーフの子どもが、純真な笑顔で東京のホームレスに手作りのエコな石鹸を配る。これは笑う。繰り返して言いますけどもこういうボランティアは「良いこと」だし、こういう立派なことをしている人をとやかく言うつもりもありませんし、特に子どもにはこういう教育がぜったいに必要で、おそらく子どもにも親にも良い経験になったと思いますし、そもそもホームレスへの支援物資として石鹸はほんとうに役に立ちます。いやほんとうに立派だと思います。「おじちゃん顔汚いから石鹸もってきたよ!」とか勝手に台詞あてはめてゲラゲラ笑ってるきしさいとうの心がいちばん汚れてるんです。

まあ、この雑誌って、「フィリピン人メイドって英語も教えてくれるから便利」みたいな記事があったりして、まあいろんな矛盾っていうか、金持ちの白人と結婚した勝ち組の女の生活自慢大会という雰囲気はあります。がんばって仕事も家事も育児もおしゃれも自分磨きもしますよ。でも仕事っていっても深夜のファミレスでヤンキーの客にハンバーグ定食運んだりとかじゃなくて。

えーとでも何度も言いますけど、ボランティア自体はどんなボランティアでもすばらしいことやと思います。これは本当にそう思います。

でもなんか素朴に笑った。こういう笑いって何だろうなあ。あとやっぱり外人と結婚するのが人生の勝利みたいな感覚はどうしても理解できない。でもこれも誤解されたくないのではっきり言いますけども、日本の女は日本の男のもの、みたいなくだらないことを言うてるんではもちろんぜんぜん無くて、ただニューカマーの中国人やブラジル人の労働者に対する態度とはぜんぜん違うよねっていうところはやっぱり素朴に思います。

なんかしかし書きにくいなあ、このネタ。子どもに罪ないし。ていうか誰も罪なんかないですが(笑)





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