sociologbook

USJに行ってきました

  • 2010.02.21 Sunday 22:02
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おはぎ「かあちゃんにおみやげもらいましたよ」
奥の方にきなこもいる。





在留特別許可を考える会 ミニシンポ告知

  • 2010.02.18 Thursday 12:28
ふたたび告知です。弁護士の山口元一氏(a.k.a いしけりあそび)と、コリアNGOセンター事務局長の金光敏氏をおまねきして、外国人の子どもの人権をテーマに、以下のミニシンポを開催します。後半では、外国籍の子どもたちにも語ってもらいます。当事者の語りを聞けるめったにない機会です。みなさんぜひお越し下さい。

在留特別許可を考える会
2010年2月20日(土) 14時〜17時ごろ
龍谷大学大阪梅田キャンパス セミナールーム

シンポジスト
山口元一(弁護士)
金光敏(コリアNGOセンター事務局長)
外国籍の子どもたち


連絡先
岸政彦(龍谷大学)  kisiアットマークsoc.ryukoku.ac.jp
主催 龍谷大学共生社会研究センター
予約不要、参加無料です。

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PDFはこちらです。

当日配布資料より
……ビザのない外国人も、入国管理局にみつかり次第、常に強制送還されてしまうわけではありません。ビザのない外国人であっても、例えば日本人と結婚したり、日本で生まれ育って日本の学校に通っていたり、シングルマザーとして日本人の子どもを育てている等の事情がある場合は、特別に在留を認められることがあります。これを「在留特別許可」といいます。2008年は、39,382人の人が強制送還になる一方、8,522人の人が在留特別許可を得ました。
 ところで、ある外国人が、強制送還になるか、在留特別許可を認められるかは、どのような基準で決まるのでしょうか。この点について、日本政府は、国の自由な裁量で決めることができると主張しています。つまり、その外国人が日本人と結婚していても、日本で生まれて中学校に通っていても、許可を与えるか否かは国がまったく自由に決めることができるのであって、外国人の側に滞在を求める権利はないという考え方をとっています。しかしながら、まったく自由に決めることができる、という説明には根本的な疑問があります。
 外国人であれ、日本人であれ、ひとには人権があります。家族とともに生活をする権利、教育を受ける権利、健やかに成長をする権利、これらはみなひとがひととして生まれことによって当然に認められる権利、すなわち人権であり、外国人であるから、ビザがないからといって否定されるべきものではありません。日本の政府は、ビザのない外国人であっても、彼らの人権は尊重しなければなりません。
 それでは、強制送還によって、こうした人権が侵害されることはないでしょうか。例えば、ビザのない外国人が日本人の女性と結婚していたとしたら、彼を送還することは、彼の妻とともに生活する権利は失われないでしょうか? ビザのない外国人が日本で生まれて日本の小学校に通う生徒であった場合、彼女を送還することは、彼女が健やかに成長する権利を侵害しないでしょうか? 確かに、出入国管理は、国にとって重要な利益です。ただ、そうであるとしても、その利益は、こうした人々の人権に、常に優先するものなのでしょうか?
 ビザのない外国人の強制送還は、滞在を認めることによって保障される個人の権利と、送還をすることによって守られる出入国管理の利益を具体的に検討して、そのバランスをどうとらえるか、という筋道で考えられるべき問題です。そのため、人権侵害の程度がおおきな場合は、たとえビザがなくても外国人の送還は違法とされなければなりません。こうした考え方は、国連の自由権規約委員会や子どもの権利委員会、さらにはヨーロッパ諸国の判例など、多くの国で支持されている考え方でもあります。……





女性への憎悪と非モテとは無関係

  • 2010.02.15 Monday 23:54
つまり男は性欲有る方がいいのか無い方がいいのかどっちだよ

これ面白いねえ。コメントとしては、

ぼく草食だから女性を傷つけてないもん!・・だって?

もうこれで言い尽くされてますけども。

でも、「車を買わなくなった若者たち」って言われてもここまで逆ギレしないだろ。別に「ふーんそうですけど何か」でおわりだろ。「セックスしなくなった若者たち」って言われただけでここまで逆ギレするのは、やっぱり「やりたくてもできない」からだろ。「ほんとはヤリたくでもできなくてレイプもののAV見て我慢してるのに、おれたちのせいにするなよ!」みたいな。

現実で女に拒絶されているから妄想の中でさえ和姦など想像できない

やっぱりこのへんが本音なんだろうなあ。「陵辱嗜好を持つだけで欠陥品扱いだが 」って、当たり前だ(笑)

こういう問題に関してはyucoさんがいつも正しいことを言う。

Twitter / yuco: まぁ男性は「モテない苦しみを女性への攻撃性に転嫁する ...
Twitter / yuco: これネットに何度も書いてるけど、私は20歳くらいの頃 ...
Twitter / yuco: 女性は、何やかやいって世の中で権力を持っているのは男 ...

これで話は終わったようなもんだが、もうちょっと言うと、そもそもそういう「陵辱嗜好」っていうものが、これはまあどっかでどうせ誰かも同じこと言うてるだろうけども、本当に「非モテ」と関係があるかどうかについては、かなり疑った方がいいと思うんだけど。

あのね、上の増田でも、「陵辱嗜好を持たされている」っていう書き方になってるんだけど、要するに「求めても求めても女が手に入らないという悲劇」に原因を求めてるんだろ。みんなそれに議論が引きずられすぎてるような気がするんだよ。まあブクマとかトラバをほとんど読んでないので、もうすでに決着がついてる議論なのかもしれんが(この種の議論でなにか決着がつくことはほとんどないが)。

あのさ、モテ系の男でも、女とっかえひっかえして、ひどいことするやつ、いっぱいいるよな。DVみたいなわかりやすい問題じゃなくても、基本的に「女とひどい付き合い方しかしない男」って、たくさんいるやんか。ギャル系の子の話聞いてると、もうそんなんばっかりだぞ。

あれ何だろうなあ、と思うわけですよ。殴ったり束縛したり浮気したり捨てたり。モテるのに(笑)。

そういう奴みてると、やっぱりモテてる奴でも、女性に対する恐怖や憎悪を、どっかで持ってるんちゃうかなあって思うわけですよ。しかもこの恐怖や憎悪は、女性への性欲と一体になってるんですよ。

上のほうの話に戻るけど、「陵辱嗜好」(笑)って、なんかある種のひがみっていうか、モテないこと、童貞であること、女性から愛されないことに対する一種の暴力、弱者の復讐として書かれてますけども、ぜんぜんそんなこと関係ないんちゃうん。

モテる奴でもひどい奴多いですよ。モテない奴でもいい人多いですよ。

そんなもん、「陵辱嗜好」(笑)なんてものは、復讐でもないし、女性たちに原因があるわけでもないですよ。男の一部に、モテようがモテまいが、そういう病を抱えている奴がいるっていうだけの話ですよ。病自体には同情しますが、モテたらモテたで同じことしてますよきっと。

とかいうとなんかものすごい本質主義者になって社会学者としては失格かもしれませんが。でも、そろそろ「社会的に構築されている」ということの意味を、安易な自己責任論に陥らずに、もう少し組み替えて考える必要があると思ってるわけですよ。





芋猫

  • 2010.02.14 Sunday 11:26
長い長い会議が終わったあと、長い長い時間JRの快速に乗って(長時間乗ってると貨物に揺られるコンテナになった気分になる)、大阪駅に帰ってきて、さいきん急に増えだした西梅田の高層ビル群を見ると、和む。最寄りの駅は桜ノ宮という美しい名前の駅で、ラブホテル街で有名だが、俺の家は反対側である。それにしても大阪環状線のなかでいちばん寂れた駅だな桜ノ宮って。改札から出るとようやく帰ってきたかと心からホッとする。

最近、遅い時間に帰ると、駅前に焼き芋屋の軽トラがいつも停まっている。ポーという水蒸気の笛の音が冬っぽくて、なんかこれもホッとする。暗い駅前に軽トラの裸電球がまぶしい。

こないだその軽トラをふとのぞきこんだら、石焼きのボイラーと燃料の奥の、大量の芋が入った段ボールの上に、太った真っ白な猫が、真っ赤なかわいらしい紐でつながれて「ぶにゃっ」と座っていた。堂々たる芋猫である。

ついつい指が出てちょいちょいしたら人懐っこい子で、「鼻ちょん」をしてきたので、ぐりぐりと頭をなでたり、ごりごりと耳をかいたり、ごしごしとしっぽの付け根をこすったりしてたら、立ち上がって俺の手に体側をこすりつけて一回りしてまた座って「ぶにゃっ」と鳴いた。

ふと見ると、焼き芋屋の爺が、運転席に座ったまま後をむいて、窓越しにこちらをじっと見ている。軽く会釈すると、爺は満面の笑みを浮かべて自慢げに顎をしゃくる。「な? どや? ウチの子かわいいやろ?」という意味だろう。

爺、芋が売れたときよりうれしそうだよ。

残念だが珍しくデジカメを持っていなかったので写真がない。今度見つけたらかならず撮る。

ずっと二人で一緒に芋を売って歩いてるんかな。





オリンピック速報

  • 2010.02.13 Saturday 11:27
いま開会式の入場パレードを見ながらおさいが「これってアイウエオ順?」って言った。たしかに「ア」から始まってるけども。





確かに言った

  • 2010.02.13 Saturday 01:35
研究者なんつってもしょせんはずかずかと他人の領域に土足で踏み込んで要らんおせっかいをやいてとっとと帰るのが商売なんですが、それなりに利用していただけるものは利用していただきたいと思い、地域貢献などと偉そうなことを言うつもりは毛頭ありませんが、まあできる範囲でできることを、ラフな感じでやっていきたいと思っています。てなことを真夜中に思う。昨日風邪ひいて高熱出してましたけど今日いきなり直った。病み上がりの夜空に。

まあそれはそれとして、ぜんぜん関係ないことを書きます。いまふっと思い出した。

数年前になると思うけど、鳥越俊太郎のニュース番組にあれは確か天野祐吉がゲストコメンテーターで出てて、なんかのえらい事故の話してて、

鳥越「ケガ人がいなくて幸いでしたね」
天野「毛蟹?」
鳥越「……ケガ人。」
天野「ああ」

っていう会話が確かにあった。おさいと一緒に見てて、「いま毛蟹って言ったよね?」「言ったよね?」って何度も確認したから本当だ。

毛蟹って言った。

確かに言った。





今日のおはきな

  • 2010.02.10 Wednesday 12:56
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おじちゃんこれで顔でも洗いなよ(言うてへん)

  • 2010.02.09 Tuesday 22:09
さて男はバカだと常々から主張する俺だが女もたいがいバカで、失恋ばっかりしている女子の相談なんかに乗ってると可哀相になるときもあるが、どんな相手が理想なのと聞くと、いっしょに音楽聴いたり、京都の町家カフェでお茶飲んでケーキ食ったり、古本屋めぐりしたり、ただなんとなく一緒にいたり、楽しくおしゃべりしたり、恋愛映画みたり、その映画の解釈をめぐってちょっとケンカしたり、すぐ仲直りしたり、アホか! 爺と婆か! 20代の男子がケーキなんか食うか! 食うやつもいるけど。なんで興味もないような北欧系の家具だの雑貨だの買う予定もないのに見に行かんとあかんねん! あとそんなに話題が豊富な20代男子はおらん! 30代でも40代でもおらんわそんなもん! 話は自分からふれ!

ゼミなんかのゴツい男子が彼女に連れられてカフェでちまちまケーキ食わされてるところを想像するだに泣けてきますが、しかしどうしてこんなに男と女の趣味って分かれてるんだろうなあ。

あと20代男子がセックスしたがるのはものすごく自然なことなので、「男子ってすぐやりたがるからめんどいねん」とか言うたるな(簡単にさせてもあかんけど)(避妊は絶対にしとけ)(繰り返すが簡単にやらせるなよ)。男子にとってはおしゃべりする方が面倒臭いのだ。特に女子となんかいくら好きな女子でも共通の話題なんかほんとに少ないしなあ。けっきょく人のうわさ話とかそんなんになるよね。

しかし本当に恋愛って面倒だよな。デートとか。USJとか海遊館で興味もないのに彼女に連れてこられてヒマそうにしてるイカツい男子がたくさんいますが。一緒にスヌーピーの携帯ストラップとか買ってるけど興味なさすぎて目が死んでるの。けなげやなあ(笑)。

まあそれはそれとして、話はぜんぜん変わりますけども。本当に話はぜんぜん変わります。『Very』ってあるでしょ雑誌の。よく話題になるよね。新主婦志向の象徴として取り上げられて論文に書かれたりしてます。さいとうはファッション雑誌が大好きで、いろんなカテゴリーの雑誌をむちゃくちゃ読むんだけど、たまにこれ買ってくるのを見せてもらうと、面白いねえ。主婦志向っていうより、「ガイジン好き女カタログ」って感じするんだけど。人生の目標は英語圏の白人と結婚してハーフの子どもを産むことみたいな。

基本的には旦那に養ってもらって、自分は習い事とかスクールとか、大学院とか(笑)。東京の私学出て女子アナになって外人と結婚してアメリカに住んで子どもをバイリンガルにして自分はボランティアとか社会起業家になったりっていうのが理想のコース。「世界に通用するママのマナー」っていう記事があって笑った。世界に通用するママって何や。マーチあたりの東京の大学出て、いったん有名企業でOLして、出産を機に退職して、しばらく子育てに専念してから「社会復帰」するんだけど、そのときの復帰の仕方がガチで介護職とか派遣とかじゃなくて、「食育インストラクター」とか「ローフードマイスター」とか「整理収納アドバイザー」とかバースコーディネーター」とかわけわかんない主婦の片手間の仕事なの。「かっこいい」「かっこいい」ってよく言うてます。「かっこいい大人」とか「かっこいいオンナ」(なぜ片仮名)とか。あと「社会貢献」がものすごい出てくる。まあそれ自体はものすごくいいことなんですけども。

そのなかでいちばん笑った記事があるんだけど、なかなかそれについて書きにくいというか、特定の個人について何かを言うつもりはぜんぜんない。それぞれいろんな生き方なんだし、別に俺なんかにいろいろ言われるすじあいもないよね。まあでもあんまり面白かったから書きますけども、何月号とかはボカして、ちょっと内容も変えて書きます。ちょっと前なんだけどある記事があって、ストーリー仕立てになってて、30代の美人のママさんなんだけど、おそらく超金持ちの白人のアメリカ人と結婚して子どもをアメリカンスクールに通わせてて、バイオリンとかいろいろ習い事をさせてるっていう、「あこがれのライフスタイル」っていう例のアレな。子どものヨガ教室への送り迎えは遊び心のあるハズしのテクニックでハンサム大人のスポーティな辛口のジャケットにモード感をさりげなく投入。で、まあたしかに立派な方で、子どもにもいろいろボランティアをさせてて、立派なんだけど、そのボランティアっていうのが、

「エコな洗顔石鹸を手作りしてホームレスに配る」っていう。

「おじちゃん汚いからこれで顔でも洗ってよ!」って子どもも言わないと思うけど、いやあ立派な話なんだけど、なんかしらんけど腹抱えて笑った。ピカピカのでかい外車乗って都内の一戸建てに住んで、アメリカンスクールに通うバイリンガルのハーフの子どもが、純真な笑顔で東京のホームレスに手作りのエコな石鹸を配る。これは笑う。繰り返して言いますけどもこういうボランティアは「良いこと」だし、こういう立派なことをしている人をとやかく言うつもりもありませんし、特に子どもにはこういう教育がぜったいに必要で、おそらく子どもにも親にも良い経験になったと思いますし、そもそもホームレスへの支援物資として石鹸はほんとうに役に立ちます。いやほんとうに立派だと思います。「おじちゃん顔汚いから石鹸もってきたよ!」とか勝手に台詞あてはめてゲラゲラ笑ってるきしさいとうの心がいちばん汚れてるんです。

まあ、この雑誌って、「フィリピン人メイドって英語も教えてくれるから便利」みたいな記事があったりして、まあいろんな矛盾っていうか、金持ちの白人と結婚した勝ち組の女の生活自慢大会という雰囲気はあります。がんばって仕事も家事も育児もおしゃれも自分磨きもしますよ。でも仕事っていっても深夜のファミレスでヤンキーの客にハンバーグ定食運んだりとかじゃなくて。

えーとでも何度も言いますけど、ボランティア自体はどんなボランティアでもすばらしいことやと思います。これは本当にそう思います。

でもなんか素朴に笑った。こういう笑いって何だろうなあ。あとやっぱり外人と結婚するのが人生の勝利みたいな感覚はどうしても理解できない。でもこれも誤解されたくないのではっきり言いますけども、日本の女は日本の男のもの、みたいなくだらないことを言うてるんではもちろんぜんぜん無くて、ただニューカマーの中国人やブラジル人の労働者に対する態度とはぜんぜん違うよねっていうところはやっぱり素朴に思います。

なんかしかし書きにくいなあ、このネタ。子どもに罪ないし。ていうか誰も罪なんかないですが(笑)





今日のおはきな

  • 2010.02.09 Tuesday 11:19
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今日も仲良し。おはぎときなこ





にがにがに補足、ジェンダーと階級

  • 2010.02.09 Tuesday 02:08
ネガコメはスルーで、というのがネットでのルールだが、たまにああ面白いなあと思うことがある。

はてなブックマーク - 採点の祭典 - にがにが日記

ひさしぶりににがにがにブクマがたくさん付いておさい(さいとう)が喜んでおりますが、たくさんブクマつくと必ずネガコメが付いてくる。ここにもちらほら出てきたなあ。まあ、そうはいっても上記のブクマにはおさい自身を攻撃するようなことはひとつも書かれていないが、エントリにでてくるギャルの実態に反応したようで、

「草食系男子としてもそういう女性は望まんだろう。そこでウンザリして撤退してくれるんなら誰も損することなくていいんではないかね 」

なんて書かれてるんだけど、どうでもいいけどこういうことを書く人ってみんなおんなじ文体やな。「脳内効果音」っていうか、頭の中だけで「じゃじゃーん」ってなってる感じだ。実際はしーんってしてるんだろうけど。「そういう女性は望まんだろう(じゃじゃーん)」みたいな。「言うたった!」「俺って毒舌!」「世相を斬る!」みたいな感じになってるんだろうか。ネガコメに釣られているようではネットジャンキー(by 厨先生)にはなれませんよ。

まあそれはそれとして、ただ、上記のやつは、なんか「あ、ネガコメだ」って思う前に「え?」って思った。それでちょっといろいろ考えてわかったんだけど、ようするにこの人、生意気なギャルが人生のこともよく知らないくせに男を見下してバカにしてるっていう図を勝手に思い描いて、まるで自分がバカにされたみたいに感じたんだろうなあ。

おさいが書きたかったのはぜんぜんそんなことじゃない。それははっきり書かなかったおさいも悪いんだけど、ようするに階級の話なんだよな。

おさいはいくつかの大学で教えているけど、そのなかのひとつに、大阪の「インナーリング」に位置する、まあまあのレベルの私立大学があって、そこには関西のお嬢様も通っているんだけど、なかには地元のヤンキーやギャルの子たちも多い。そういうヤンキーの子たちは、都市下層とまでは言わんが、「地元」という名のかなりハードな世界で暮らしている。そこではDVもシングルマザーも当たり前で、ちょっときれいな子は十代で人生のすべてを見てしまうのである。そんななかで、自分自身もそういう文化を身につけながら、たまたま学力があり大学まで進んできた子たちなのである。

そういう世界に住む子たちを、おさいは心から可愛がっていて、学生たちもよくなついているようである。その結果が、あの衝撃的な(笑)レポートにあらわれているのである。俺なんかよりよっぽど学生に人気があって、みんな心を開いて正直に自分の体験談を書いてくるのである。

まあそういうわけで、おさいのエントリは、けっしてバカな小娘が偉そうに男を上から見ているという話なのではなく、十代のうちに男に絶望せざるをえないような日常をたくましく生きる、大阪の下町に住むギャルたちの話なのであった。みんなけなげでほんとうに強い。

ちなみにおさいによれば、この一群のギャルの子たちは「めちゃめちゃ可愛い」そうです(笑)。





日本は小さな島国か

  • 2010.02.01 Monday 21:57
というわけで事務的な締め切りは今日であるが(笑)、やっと採点の祭典を始めたのである。日本の3大祭りとは、ヤマザキ春のパン祭り、東映まんがまつり、花王ヘアケア祭りである。これに全国の大学でいっせいにおこなわれる採点の祭典を合わせて、日本の4大祭りという。「エスニシティ論」などというマイナーな講義に毎回100名を超える学生どもが履修しに来ていて、今年は120名だったが、これはだいたい学科の一学年の半分以上が履修していることになるのである。日本の大学は不思議なことに専任教員になると採点する枚数が減るということになっており、俺が関大や関学や龍大や大阪女子大など、6つの大学で非常勤講師をしていた4年前などは、採点の祭典のたびに500〜600名分のテストやレポートを採点していた。ムキになる性格なので怪しいやつはとことんググってパクリを調べるとかしていたら本当に1ヵ月は他の仕事は何もできないほどだったが、今では100ちょっとぐらいに減ったのでラクをさせてもらっている。そのわりには事務に提出するのが非常に遅いので迷惑をかけている。自戒を込めて。

「自戒を込めて」っていいかげん法律で禁止してもええと思うが。

それで、前期は在日コリアンの歴史と現状を述べながら、国民とか民族とかアイデンティティなんかについて喋って、後期は日系ブラジル人の状況を紹介しながら、ニューカマーの外国人問題とか、グローバリゼーションとか、ゼノフォビアの話なんかをしている。もちろん相手は学生なのでできるだけわかりやすいレベルで喋ってるつもりである。それぞれゲスト講師に来てもらったり(だいたいコリアNGOセンターの金光敏さんとか、コレジオサンタナのナカタ先生に来てもらってる)、俺自身が撮影したビデオや写真を見せたりとか、立体的な授業になるようにしている。グロバリの話するときにワールドミュージックのDVDを見せることも多い。

このように、会議にかける情熱の100倍ぐらいを教育活動に注いでいる。ちなみに今年の授業アンケートで多かった意見は、多い順に「声がでかい」「雑談が面白いのでもっとやってください」「授業中にヨメさんの話しすぎ」であった。われながらなかなか教育効果の高い授業をしていると自負している。

さて、国民とか民族とかの授業をしていると、毎年いつも思うのだが、テストやレポートなどで、ひとつの「語り口」が定番になっている。これは最近だけの話ではなく、昭和の御代からずっと同じだと思う。「日本は小さな島国なので……」というアレである。

ちょっとググればわかることだが、日本の人口は世界で10位、面積でも62位である。世界中で200ぐらい国があるなかで、この順位である。

でかいぞ日本。意外と。

日本を小さな島国だって最初に言ったやつちょっとこい。

おそらくアメリカとしか比べてないのだろう。そういえば「ガイジン」のイメージは、「英語をしゃべる厚かましい白人」というもので、これはそのまんまアメリカ人のイメージである。

よくわからずに言うが、この「小さな島国」という思い込みのために、外国人の流入に対してびくついているのではないかと思う。「大挙してやってくる中国人の恐怖」みたいなゼノフォビアは、まあどこの国でもあるものだと思うけど、それにしても人口が世界で10位という大きな国に、外国人がどれくらい住んでいるかというと、わずか1.7%である。

もういちどいうが、日本はでかいのである。大国である。子どもが減っているとか政府がデフレを放置してるとかいろいろ問題はあるが、どんな国でもいろんな問題があるのであって、たとえば「外国人参政権が実現すれば中国人が1000万人やってきて国を乗っ取られるぞ!」とか、ほんとバカじゃね、と思う。それよりブラジル人学校を何とかしようよ。在日の結婚差別を何とかしよう。

さて、ぜんぜん関係ないけど、いや関係ないことはないですが、外国人参政権はおそらく永住者のみが対象になると思いますが、永住者にも永住者と特別永住者があって、後者はほぼ在日コリアンと重なりますが、しかしこういう制度ってよくわからんな。最新の人数を調べてみたら、こうなっていた。

永住者

中国 142,469人
韓国朝鮮 53,106人
フィリピン 75,806人
タイ 12,519人
ベトナム 8,494人
アメリカ 11,814人
ブラジル 110,267人
ペルー 29,976人
合計 492,056人

特別永住者

中国 2,892人
韓国朝鮮 416,309人
フィリピン 42人
フランス 44人
ドイツ 10人
スイス 12人
イギリス 61人
ナイジェリア 13人
カナダ 81人
アメリカ 525人
ブラジル 26人
オーストラリア 73人
ニュージーランド 19人
クウェート 1人
ネパール 1人
合計 420,305人

適当に抜き出しただけだが、「中国人多いなあ」とかいろいろ思いますけども、特別永住者にもアメリカ人とかブラジル人がいるんだ……。これは戦前から住んでるとか、そういうことかな。クウェートとネパールに一人ずつおられるな……どんな人生だったんだろうか。お会いしてお話をお伺いしたい。

で、永住者がこれだけいるから参政権がどうのこうの、とか、そういうことは別にないです(笑)。そういう役に立つことが読みたい人はいしけりさんのはてなを読もう! クローズドだけど!

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追記。上記の特別永住者にコリアンや中国人以外が混じってることについて、いしけりさんにメールで質問したらおそらくめちゃくちゃ忙しいだろうにヒジョーに詳細な返事が速攻で返ってきました! 許可を得て転載します。どうもありがとうございました。

↓↓

1 特別永住者を決めているのは、いわゆる入管特例法です。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H03/H03HO071.html

2 まず、前提として、「平和条約国籍離脱者」という概念を理解する必要があります。
これは1952年のサンフランシスコ講和条約発効日において日本の国籍を離脱した者のうち、以下のいずれかに該当する人です。
(1) 昭和20年9月2日以前から引き続き本邦に日本にいる者
(2) 昭和20年9月3日から平和条約発効日までの間に日本で出生し、その後引き続き日本に在留する者であって、その実親である父又は母が、昭和20年9月2日以前から日本に在留し、かつ、平和条約国籍離脱者か平和条約発効までに死亡などした人

3 特別永住者には、法定特別永住者と特別永住許可を受けた人がいます。
法定特別永住者は、平和条約国籍離脱者、又はその子孫で、以下のいずれかに該当する人。
(1) 法126号で「当分の間」在留してよいとされた者(ブエノス・ディアス、ニッポン98Pcf.)
(2) 協定永住者(同上)
(3) 特例法施行の時点ですでに永住許可を受けている人(韓国人で協定永住の申請しなかった人とか、北朝鮮の人で、永住許可を受けた人とか)
これは、すでに永住許可ないしそれに近い状態にいるので、改めて申請は不要というものです。

4 特別永住許可を受けた人
細かくは、いろいろありますが、主としてこの法定特別永住者や特別永住許可を受けた者の子どもで、これから生まれてきた人です。
一応申請は必要ですが、100%許可されます(いわゆる羈束裁量)。


上記のとおり、平和条約国籍離脱者のないしその子孫であることは、いずれのケースでも当然の前提です。

ただし、子孫が必ず韓国や台湾の国籍を取得するとは限りません。
たとえば、韓国の国籍法は1998年まで父系血統主義を採用していたので、ブラジル人男性-韓国人特別永住女性で子どもが生まれた場合、子どもは特別永住許可は受けられるものの、韓国国籍は取得できませんでした。国籍はブラジルになります。
また、韓国国民の父に認知された外国人の子は、改正前は当然に韓国籍を与えられていたものの、1998年後は国籍取得届が必要で、その場合は外国籍の放棄が求められます(韓国国籍法10条
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1747/kokusekihou.html)
したがって、韓国人特別永住男性-フィリピン人女性の子で、韓国人男性から認知された場合は、届出をしなければ(たとえば日本で在日コリアンの子を産んだ出稼ぎフィリピン人シングルマザーは、届けでなんかしません。)、韓国籍は取得せずフィリピン国籍ですが、特別永住許可は与えられます。

韓国や北朝鮮、台湾以外の特別永住者が少しいるのは、そういう人たちです。
フィリピン人42名は少ない。おれの客だけでフィリピン国籍の特別永住は3人いる。
フランス、ドイツ、アメリカ、カナダは、まあいろいろ経過は想像できますね。韓国人の移民も大勢いる国なので。
ナイジェリアは日本にいるのは男ばかり。ナイジェリアの出稼ぎ男性と韓国人の女性のカップルで1998年前に生まれた人じゃないかな?
ネパールとかクウェイトは、まあそういう人もいるでしょう。