想像された人生

那覇とか台北とか香港を歩いていると、こういう街の片隅の、誰も知らない路地裏に生まれて、ひっそりと暮らす人生もあったんだろうかと思うが、たぶん那覇や台北や香港に生まれて、そういう街の片隅の路地裏で暮らしていたら、たとえば大阪なんかに遊びに来たときに、「こういう街の片隅の路地裏に生まれて、ここでひっそり暮らす人生もあったんだろうか」と想像するだろう。

いま、大阪の片隅の、誰も知らない路地裏でひっそりと暮らしているが、これはもしかしたら、那覇や台北や香港に生まれた俺が想像している人生なのかもしれない。

どこに生まれていても、街の片隅の誰もしらない路地裏でひっそりと暮らすだろう。でもそれがどこでも、犬か猫は飼っていたい。

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