大阪、左半分

「大阪左半分」(西半分)の、さみしい、さびれた風景が好きで、住んだことはないけど、ずっと憧れている。

工場、運河、倉庫、トラック、港、コンテナ、高速道路、小さな公園、巨大な団地。

『ビニール傘』という小説を書いたとき、どうしてもこの風景にしたかった。最初に一枚は、冒頭でタクシーの「俺」が、キャバ嬢の「女」を拾う場所。

小雨のなか、写るんですを手に持って、ビニール傘をさしながら散歩した。

 

白と黒の大阪

イルフォードとかいうとこの「白黒写るんです」を買った。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00AKTSQ98?th=1

撮ってみたら、ボケボケ(笑)暗い(笑)なんか昔懐かしい、ねっとりした味わい。

しかも現像するのもめっちゃ時間かかった。CDに焼いてもらおうと思ったらまたさらに時間がかかるので、とりあえず紙に焼いてもらって、手作業でスキャンした。

このいそがしいときに何やってんだ俺は……

大阪のいろんなところを散歩して、適当にぱしゃぱしゃ撮りました。愛想もないし工夫もない写真ですが。

フィルム楽しいねえ。

 

明石と須磨

1日だけ休みをとって、ぶらっと電車乗って、明石と須磨に行ってきた。近いところにある、遠い昭和。

はじめてちゃんと明石焼きを食べた。あれはうまい食いものだな。ついつい、ビール。

また電車乗って須磨へ。ロープウェーに乗った。

ずっと昔からある昭和。いつでもそこにある。ちょっと電車に乗ったら、いつでもそこへ行ける。手に触れることもできる。

楽しかったから、調子に乗って「写るんです」で撮りすぎて、すぐにフィルムが切れてしまって、須磨のロープウェーの次に乗ったリフトの写真とかを撮れなかった。

写るんです、楽しいな。そのへんのコンビニとかでぱぱっと買って、これだけ持って、また電車乗ってどこか近所にある遠い昭和を見にいこう。

 

 

写したんです。

最初に鈴木育郎さんとお会いしたのは太田出版の『atプラス』の「生活史特集号」の撮影のときで、なぜか私の写真が表紙になるということで、恥ずかしかったけど、どうせならと撮影場所には大阪の京橋という下町の盛り場をお願いした。

はじめて会った鈴木さんは、背の高い、男臭い、ボクサーみたいなかっこいい人で、真っ赤なコートを来て、手ぶらで京橋駅の改札に現れた。「え、手ぶらなんですか」って聞くと、ポケットからボロボロの古いニコンを出して、これ一台だけです、レンズもこれだけで十分ですと言った。やられた、この人かっこいい。

撮影も楽しかったけど、フィルムで撮られた写真がほんとうに、とても素敵で、そのときの写真はいまでもときどきプロフィール写真として使わせてもらっている。

いいよなあ、フィルム。

もちろん鈴木さんの足元にもおよばないけど、なんとなく自分でも遊んでみたくなって、よく見ると近所のコンビニや写真屋さんで、いまだに写ルンですが売られている。聞けば、「リアルにインスタみたい」ということで、また流行ってるらしい。ええことや。

というわけで、15年ぶりぐらいに写ルンですで遊んでみた。

なつかしかった。最初にシャッターを押すとき、どうやって対象物を確認するのか、わからなかった。ファインダーを覗くという身体動作自体を忘れていたのだ。

フィルムは27枚しか入ってないので、iPhoneみたいにばしゃばしゃ撮れない。1枚ずつ大事にシャッターを押す。撮り終わったあとも、なんとなくめんどくさくてデスクの上に置きっぱなしになってて、やっとついこないだ写真屋さんに持ち込んだ。すでに15年前からあるサービスだったけど、いまでもCD-ROMとか他のメディアにデータを焼いてくれる。

そして現像を待つのも2、3日かかる。なんてのんびりしてるんだろう。

ひさしぶりに撮った写ルンですの写真は、とても「個人的」な写真だった。

想像された人生

那覇とか台北とか香港を歩いていると、こういう街の片隅の、誰も知らない路地裏に生まれて、ひっそりと暮らす人生もあったんだろうかと思うが、たぶん那覇や台北や香港に生まれて、そういう街の片隅の路地裏で暮らしていたら、たとえば大阪なんかに遊びに来たときに、「こういう街の片隅の路地裏に生まれて、ここでひっそり暮らす人生もあったんだろうか」と想像するだろう。

いま、大阪の片隅の、誰も知らない路地裏でひっそりと暮らしているが、これはもしかしたら、那覇や台北や香港に生まれた俺が想像している人生なのかもしれない。

どこに生まれていても、街の片隅の誰もしらない路地裏でひっそりと暮らすだろう。でもそれがどこでも、犬か猫は飼っていたい。

2012年の桜

近所の桜ノ宮でちょっとだけお花見してきました。お寿司やさんでおいなりさん買って食べた。駅前はすごい人だった。みんなバーベキューして楽しそうだった。おおぜいの中国人の集団の真横で、日の丸かかげたネトウヨっぽい男の子たちが萌えキャラの日本酒ならべてお花見してました。ほかにもいろいろ、なんか桜を見るより人を見てたほうが楽しかったな。ついったで検索してみたらゲイのひとたちもたくさん集まってお花見してたみたい。お花見って楽しいなあ。

天王寺公園、大阪市立美術館、雨上がり

というわけで雨上がりの日、仕事は山積みだけどGWはまだ始まったばかりなので、歌川国芳展に行ってきた。

歌川国芳 – Google 検索

没後150年 歌川国芳展[ Kuniyoshi: Spectacular Ukiyo-e Imagination ]

雨上がり

雨上がり

P1010156

天王寺駅。大規模再開発中。さいきんの大阪はどこも工事。

天王寺駅。大規模再開発中。さいきんの大阪はどこも工事。

天王寺公園はしょうもないオブジェでいっぱい……

天王寺公園はしょうもないオブジェでいっぱい……

どうしてフンコロガシをここに作ろうと思ったのか……しかもいっぱいあった

どうしてフンコロガシをここに作ろうと思ったのか……しかもいっぱいあった

都会の真ん中の公園

都会の真ん中の公園

P1010176

大阪市立美術館。渋い。

大阪市立美術館。渋い。

P1010183

画集や写真集を自由に閲覧できる素敵なスペース

画集や写真集を自由に閲覧できる素敵なスペース

P1010189

食堂も素敵だった

食堂も素敵だった

新緑の茶臼山

新緑の茶臼山

お城だ……。

お城だ……。

というわけで、歌川国芳の作品も素晴らしかったし、よい休日であった。展覧会は前後半に分かれていて、展示物が入れ替わるそうなので、終わるまえにもう一度行く予定です。

2011年の桜

ずっとぎっくり腰で寝てるんですが、今日は無理して近所に桜を見に行きました。歩いて5分のところです。桜ノ宮っていう地名が気に入って、ここに住んでもう4年近くになります。毎年桜が楽しみです。

日常の写真、写真の日常(「2011年の桜」)

P1060515

布施から玉造まで(3)

というわけでやっとこれで最後。けっこうアップロードするのも手間じゃわい。3〜4年前のルミックスでも十分きれいに撮れる。

大阪市東部の昭和の街並みをどうぞ。

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布施から玉造まで(2)

散歩写真の続きです。まあなんということもない大阪の路地裏ですが、だんだんこういう街並みも貴重なものになりつつある。よく思うんだけど、駅前の再開発ってだいたい失敗してるよね。イオンとかそんなんばっかりで、何にもないとこえんえん歩かされるだけになっている。

どうしてこういう路地って、人口的に作れないんだろうか。こういう路地って、いちどなくなったらもう二度と手に入らないんだろうか。

古い和洋菓子屋さん

古い和洋菓子屋さん

えんえん続く商店街

えんえん続く商店街

一本入るとさびれてる

一本入るとさびれてる

街のおもちゃ屋さんも健在。トイザラスなんかに負けるな!

街のおもちゃ屋さんも健在。トイザラスなんかに負けるな!

こういうのあるよな

こういうのあるよな

布施駅の裏手、謎の空間

布施駅の裏手、謎の空間

こういう路地がいつまでも存在してほしい

こういう路地がいつまでも存在してほしい

風雪に耐えて

風雪に耐えて

美しい路地

美しい路地

どうしてほしんだ。

どうしてほしいんだ。

ひとが暮らしている

ひとが暮らしている

人生のように

人生のように

玄関先の庭園

玄関先の庭園

猫が逃げていった

猫が逃げていった

みごとな連なり

みごとな連なり

幾何学

幾何学

白い

白い

暖かい冬の日

暖かい冬の日

人食い

人食い